7月スタートしました!夏本番です。
気温が上がると食べたくなるのが、ひんやり冷たいデザートですよね。
外に出ず、お家で冷たいデザートをさっと作って、楽しみたいというときに、真っ先に思いつくのが「ゼリー」ではないでしょうか?
LOVEBAKEでもお菓子教室で、何度かゼリーをつかったお菓子を紹介しています。ネット検索しても、本で探しても、数々のゼリーレシピが紹介されています。どれもこれも作り方は一見簡単そう!だけど・・・だまができた、うまく固まらない、もっと柔らかいものがいいのに・・・というお悩みをもたれることが多いようです。
粉ゼラチン? 板ゼラチン? 吸水させる?
「ゼリー」をかためるのにもいろいろなタイプの凝固剤があります。ゼラチンは、豚や牛の皮や骨に含まれる動物性たんぱく質「コラーゲン」を水とともに加熱分解して水溶性に変えたものです。市販のゼラチンには「板ゼラチン」と「粉ゼラチン」の2種類があります。
どちらも成分は同じですが、使う前に「吸水させる」方法が異なります。(商品によっては吸水させずに使用できるものもあるので、パッケージをご確認ください)
板ゼラチンの吸水方法
たっぷりの冷水や氷水に板ゼラチンを約20分ほど漬けておきます。常温の水で浸すと板ゼラチンが溶けてどろどろになってしまうことがあるので、水の温度は大切です!吸水させた後はぎゅっと絞って十分に水気を切ってから使用します。
粉ゼラチンの吸水方法
粉ゼラチンは倍ぐらいの水に振り入れて混ぜ、5分ぐらいおきます。このとき、必ず水の中にゼラチンを入れるようにしてください。粉ゼラチンを計量してから、そこに水をいれるほうが手順的には簡単なのですが、この方法はだまになりやすく、ゼリーに粉ゼラチンの塊ができる原因になってしまいます。
アガーってなに?寒天やゼラチンとのちがいは?
アガーはゼラチンや寒天に比べて透明度が高いので、透明度を活かした水ゼリー、色鮮やかなフルーツゼリーを作る際にぴったり。
寒天と同じく、植物由来(海藻から抽出されたもの)の凝固剤です。寒天やゼラチンと違って、30~40℃で固まり、常温でも溶けないので、ランチやお持ちよりのデザートとしても利用できます。
寒天やゼラチンよりも、液体に溶かすときにだまができやすいので、必ず砂糖と混ぜて使います。また、液体が冷たいうちから加えておくほうがより、だまになりにくいのでおすすめです。
LOVEBAKEでは、ゼラチンやアガーの取り扱いの違い、またティータイムのデザートで実際に召し上がっていただいて、食感の違いを感じて学んでもらうお菓子教室を開講しております。ご興味のある方は、ぜひこちらから、ご予約ください。
(参考:こちらのブログでも実際に使用するゼラチン量とゼリーのかたさについて詳しくご説明されています。)
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